トリックアートでまちめぐり

トリックアートと視覚の関係

1980年代に誕生したトリックアート。今や世界中で様々なアーティストが様々な表現方法で作品を発表しています。トリックアートは、西洋に古くからあった「だまし絵」の技法に、アイディアを足して新しい絵画として創出したものだそうです。例えば、ひとつの絵で2通りの解釈ができたり、平面が立体に見えたり、全体でつじつまの合わないことを感じたりするものなどがあります。

図1
図2

図1の写真は、スリーエム仙台市科学館の展示物「エイムズの部屋」です。
部屋の中に入った2人の大きさは、定められた視点から見ると違って見えます。
遠近感の錯覚を用いたトリックアートとして有名な作品です。
トリックアートは、大きくは錯視の領域に含まれます。錯視とは視覚に関する錯覚のことです。形や場所、色などの視覚情報を誤って知覚してしまう現象です。
有名な錯視としては、「ミュラー・リヤー錯視」(図2)があります。内向きの矢羽のついた直線と外向きの矢羽の直線のついた直線では、内向きの矢羽のついた直線の方が長く見えるはずです。しかし、実際には2つの直線は同じ長さなのです。
錯視が起こるメカニズムは、完全に明らかにされているわけではありませんが、視覚情報を処理する脳のはたらきが重要なポイントとなっているようです。

さて、この度開催する「トリックアートでまちめぐり」では、自分が絵の中に入ったような錯覚や、絵が飛び出してきたような錯覚を体験できる作品を仙台のまちの中に展示しています。まちをめぐりながら、トリックアートの不思議な世界を味わってみてください。

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